白内障の原因について

白内障とは、「眼の中にあるレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまう病気」のことを指しています。基本的な白内障の原因は、加齢が挙げられます。早ければ、40歳頃から発症し80代になると、ほとんどの方が白内障の状態になっているというデータがあります。

 

なぜ白内障になるのか?

正常な瞳の様子

正常な瞳の様子

白内障は、いくつかの原因が挙げられます。冒頭でご紹介した加齢のほかにも、あらゆる原因が考えられます。

アトピー性皮膚炎・糖尿病のような「全身疾患に合併する白内障」・風疹などによる「先天性白内障」・目の怪我などによる「外傷性白内障」などです。その中でも最も多い理由は、加齢による「加齢性白内障」です。老化現象の1つであるので、程度の差はあれど、誰にでも起こりうる病気といえます。

その逆に、「若年性白内障」というものもあります。これは、20代~30代に多く発症するタイプの白内障であり、原因としては、眼を激しくぶつけてしまうことによる怪我や、アトピー性皮膚炎などが考えられます。

天然の酸化防止剤・カルノシンとは

目薬

点眼の様子

カルノシンとは、天然の抗酸化物質のことを指します。このカルノシンは、もともと人間の体内に存在し、アミノ酸を作る働きをしています。ところが、加齢に伴いカルノシン作成機能が徐々に減退していきます。それにより、水晶体の酸化が進んでしまうのです。そして、最悪の場合には失明に近い状態になってしまいます。体内のカルノシン濃度が減少するために、水晶体の酸化が進んでいくのです。これが、白内障が進行する原因です。

また、白内障予防のほかにも、『疲労回復』・『アンチエイジング』・『運動能力を向上させる効果』などがあるとされています。

活性酸素は、なぜ発生するのか?

活性酸素とは、もともと人間にとって必要なものでした。体内に侵入した細菌・ウイルスを撃退するため白血球から放出されています。殺菌や消毒の役割を働いてくれる一方で、体に悪影響を与えてしまうという側面もあります。

白内障は、「目が活性酸素に攻撃されて起こる病気」といえます。水晶体の中には、ビタミンCが多く含まれており、眼球には「不飽和脂肪酸」という酸化しにくい脂肪が多くあります。これが、活性酸素により、酸化されると「過酸化脂質」に変化していきます。実は、この脂肪の酸化を防ぐ酵素が眼球には備わっているのです。

しかし、加齢に伴い、この「抗酸化酵素を作る能力」も衰えてしまうのです。従って、活性酸素によって細胞が破壊されていきます。

では、何故活性酸素は発生するのでしょうか? あらゆる理由が挙げられます。

 

1、喫煙

肺ガン等の病気を引き起こすことで知られる喫煙。煙草の煙を吸ってしまうと、それを除去しようと多量の活性酸素が作られます。タバコ1本につき、100兆もの活性酸素が発生すると言われています。

 

2、ストレス

ストレスホルモンの一種である「コルチゾル」が免疫機能の重要な役割を担う細胞の機能を停止させてしまいます。同様に、紫外線の刺激も活性酸素が発生する原因となります。

 

3、油の多い食事

食事から摂取した脂質は腸内で分解されるのですが、中には分解されないものもあります。その分解されずに残った分は、肝臓で解毒されます。この解毒の過程で、活性酸素が発生するのです。

 

4、コレステロール

コレステロールの表面にある脂質が、活性酸素と結びついて酸化してしまいます。また、コレステロールには白内障の他にも病気を起こす危険性があります。酸化したコレステロールが、血管内に付着し、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こす原因となってしまいます。

 

5、運動

激しい運動を行うと、一時的に筋肉の血流が減少してしまいます。その後、血流の動きが再開すると、一気に活性酸素が増加します。また、その逆に運動不足でも活性酸素は増加します。これは、抗酸化酵素の動きが激しい運動や運動不足によって低下することが原因とされています。

 

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