中高年が知っておきたい目の病気

中高年が知っておきたい目の病気

成人の失明原因の割合は以下の通りとなっております。

緑内障     20.7%

糖尿病網膜症  19.0%

網膜色素変性症 13.7%

加齢黄斑変性  9.1%

その他     37.5%

 

失明原因第2位 糖尿病網膜症

 

中高年が知っておきたい目の病気

 

 

 

 

 

「糖尿病網膜症」は、糖尿病三大合併症のひとつで、失明原因第2位の目の病気です

我が国では、現在、糖尿病が急速に増加しています。それにつれて糖尿病の代表的な合併症である、「糖尿病網膜症」も増えています。

糖尿病の罹病期間が20年を超えると、「糖尿病網膜症」の発症率は80%以上で、最近では中途失明する原因の第2位を占めています。

糖尿病により、血糖高い状態が続くことで、網膜に酸素や栄養を運ぶ毛細血管が少しづつ損傷を受けて血管が詰まります。そこで、これを補うために目の機能がはたらき、新生血管を作り出しますが、この血管はもろいので、すぐに破れ、網膜や硝子体に出血を起こします。この出血によって網膜に膜ができて、硝子体と網膜が癒着し、その後、網膜が引き剥がされる「網膜剥離」起きます。

映像を写すスクリーンである網膜が障害されて視力が低下します。

症状がかなり進行するまで自覚がなく、早めの受診が必要です。

 

 

 

 

糖尿病網膜症の治療は、血糖コントロール、薬物療法、レーザー療法、手術

糖尿病網膜症の治療目的は、症状の進行を防ぐことです。

まず、網膜のむくみや出血などを観察する「眼底検査」網膜の血流の状態、新生血管の有無を見る「栄光眼底造影」、網膜の断面図から黄斑部を調べる「光干渉断層計」などの検査を行い、症状の診断をして、治療へと進みます。

初期の単純網膜症の治療は、血糖コントロールが重要です。

網膜に出血や白斑が見られる場合は、血管強化薬、消化酵素座、ビタミンCの内服薬投与などを行います。

血糖値定価に効果が出ない場合は「レーザー光疑固術」が行われることもあります。中期の増値前網膜症では、新生血管発生を予防するため、単純網膜症の治療に加えて、網膜にレーザーを照射する「レーザー光疑固術」が行われます。

後期の増殖網膜症では、「硝子体手術」に進み。硝子体の出血や網膜の増殖膜を取り除き、剥がれた網膜を元に戻します。

 

 糖尿病黄斑症は軽度でも視力低下が著しい

 網膜の中心にある黄斑は、ものを見るために最も重要な部分ですが、この付近に毛細血管瘤などが多発したり、血液成分が染み出たりすることで、腫れや出血、白斑が現れる症状が糖尿病黄斑症です。

単純網膜症の段階でも起こることがあり、症状が軽度であっても、視力が著しく低下してしまいます。

糖尿病網膜症の治療法は単純網膜症と同様に内服薬投与などに加えて、硝子体に「抗VEGF薬」を注射する薬物療法が行われます。

 

黄斑の血流障害や炎症があると、眼内に新しい血管を作るように促す「VEGF」という物質が産生されるようになりますが、これが増えると血管から血液が漏れ出しやすくなります。

「抗VEGF薬」とは「VEGF」の産生を抑制する薬で繰り返し注射が必要となります。

 

網膜色素変性症

 

「網膜色素変性症」は遺伝性の眼疾患ですが、患者の半数の遺伝傾向は不明。誰でも罹病の可能性がります。

成人の失明原因3位にあげられる「網膜色素変性症」の頻度は。通常4000人から8000人に1人といわれています。

「網膜色素変性症」の原因は、網膜にある視細胞に異常をきたすことです。うす暗い所でわずかな明暗を感じる「桿体細胞に異常をきたすことです。うす暗い所でわずかな明暗を感じる「桿体細胞」と明るいところで色を感じる「錐体細胞」の2つの視細胞のうち、初めに「桿体細胞」浸されて、暗い所で見えにくくなり、視野に異常があらわれます。

症状が進行して、黄斑にある「錐体細胞まで及ぶと、視力低下や色覚異常になります。

しかし、それぞれの症状に起こる順番や組み合わせには、個人差があります。

一般に「網膜色素変性症」は、遺伝性の病気と考えられていますが、遺伝傾向が認められる患者さんは50%程度で残り半分の人の遺伝傾向は不明です。

本人に自覚がなく発症する可能性があります。

 

 

 

 

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