こんな医者にかかりなさい!
すべての医者がいい医者で実力がある人だと言いたいですが、現実的にはそうではありません。
残念ながら医者にはいい医者とそうでもない医者、そして実力がある医者と実力がない医者がいます。
どういう医者にかかればいいでしょうか?
まずは何よりいい医者にかかることです。私が知るそれぞれの特徴をお教えします。

医者の選び方
そうでもない医者の特徴としてはお金にうるさいということです。
お金もうけを最優先としてしまいます。
「医療はビジネスだ」という医者もいます。
確かに病院経営だってちゃんとやらなければいけません。
看護師や事務員さんの給料だって出さなければいけない。
そういう意味では間違ってはいないのですが、患者さんが札束に見えるような医者にかかりたいと思うでしょうか。
お金もうけを第一としている人には気をつけたほうがいいです。
何より不必要であっても検査や治療を勧めてくることがあるからです。
誠意と信念をもって検査や治療をしてくれる医者を選びましょう。
また「病を見ずして病人を見る」という医者がいいです。
医療はある程度科学的に冷静に進めなければいけない部分ももちろんあります。
けれどもそれだけではだめなのです。
あなたを人として見て人として治療してくれる医者に治療してもらいましょう。

一方、難しいのは医者の実力の見極め方です。
白内障の診断や普段の診察がうまい医者、手術がうまい医者を見分けるのは難しい。
「私はこんなにたくさん手術をしています」と威張っていても、それほど手術が上手でない医者もいます。
一方で謙虚に「私はそれほどではないです」と言っているけれども、目を見張るぐらい実力がある医者もいます。
その見分け方には三つのポイントがあります。
「口コミ・推薦・直感」です。はじめの一つは、口コミです。
特に信じてほしいのはわるい口コミです。
「あの先生は態度がわるい」「あの先生の治療は治りがわるい」というのはみんなそんなに変わりません。
一方であの先生はいい、というのは人によって違います。
たくさん薬を使って素早く治してくれる先生がいい先生だと思う人もいれば、
最小限の薬でゆっくりと治したほうがいいという人もいます。
いい人の基準はあいまいだからです。
だからいい先生といううわさは話半分に聞いてわるい先生という口コミを信じましょう。

もう一つは医者の推薦。
つまり他の病院やクリニックから紹介状をもらえるぐらいかどうかということです。
医者が他の医者に推薦する場合は、ダメそうな医者には紹介しません。
なぜなら、せっかく紹介した患者さんがわるくなってしまったら紹介した側としても悲しいことだからです。
大切な患者さんを紹介する、というのは実力や性格的にいい人にしか紹介したくありません。
だから医者が紹介する医者が推薦するということと考えてよいのです。

そして最後にあなたの直感です。
人間の直感というのは侮れないものがあります。
多くの人間とかかわる中であなたの中にも相手を見抜く力は備わっています。
だからちょっとでも変だなと思ったらやめましょう。
「即手術」と言われて心配であれば他の医者の意見を聞いてみることです。
手術と言われたのですが本当でしょうか」といって他の医院を受診すると考えを伝えてくれます。
医者同士かばうのでは?と心配になるかもしれませんが、前の医者の診断が間違っていると思ったときに
下手に同調すれば自分まで嘘を言うことになってしまうので、そんな自分の身を削るようなことはしません。
安心して受診してください。
絶対に気をつけたほうがいい医者というのもいます。
話してみて話は合わないし、おかしい医者です。
病院によっては職員が「他の病院に行ったほうがいいよ」と言ってくれることもあります。
あとは眼科の専門ではないのに眼科医を名乗る医者がいるということも要注意です。
どういうことでしょうか?実は日本の法律上、何科の医者であるかは自由です。
私が明日から脳外科医だといって脳の手術をしてもかまわないのです。
同じように皮膚科の先生が明日から私は眼科医です、ということも可能なのです。
ですから眼科専門医を取得しているかどうかというのは一つの基準として重要です。
眼科専門医は眼科にしっかりと従事して研修を受けてそのうえで試験に通らないと 認定されません。
ですから最低限、眼科専門医に治療をしてもらうのがいいでしょう。
眼科専門医かどうかをどのように調べるかというと、一番はホームページです。
ホームページに書いてあります。
それ以外にも眼科の診察室や待合室などに「眼科専門医」と表記してあるプレートがあったりします。

まとめ
「いい医者はこんな人」というイメージは決まったものはありません。
人によって感じ方はそれぞれです。
もちろん、患者さんを治したい!と強く思っている医者はたくさんいます。
ちゃんと病気が治ることだけでなく、自分と合うかどうかも大切なポイントですよね。
自分と合うかどうかは自分にしかわからないことです。
だからこそ、思い切って直感を信じてみるのもいいかもしれません。
