あなたの白内障セルフチェック
白内障の手術は年々進歩しているといわれています。
しかし、“目の手術”ともなるといくら進歩した技術とはいえ、
不安を感じてしまうでしょう。
これまでの記事でも書いてきたように、自分で予防したりすることで
できる限り手術を避けたり、少しでも白内障の状態をよくすることができるのです。
白内障は高齢の方によく見られる病気ではありますが、
若い方でも肌が荒れたりするのと同じように年齢だけで決まるわけではないのです。
だからこそ自分のケア次第で本当は防げたはずかもしれない白内障が進んでしまう、
という事態が起こりうるのです。
事実、100歳を超えても白内障手術をしないで済んでいる人もいます。
「まだ大丈夫」なんて思わずに、自分の身体と向き合ってみてください。

チェック1
早速あなたの白内障をチェックしてみましょう。
これはあくまでも簡易自己チェックなので、
詳しく調べたい方は眼科できちんとした診察を受けることをおススメします。
【チェック項目】
□なんとなく見にくい気がする
□テレビや映画の字幕が見にくい
□離れた人の顔がわかりにくい
□長時間の読書が疲れる
□太陽の光がまぶしく感じることが多い
□月が2、3個に見えることがある
□以前と色合いが違って見える
□右目と左目で見え方が違う
□階段の上り下りに不安を感じることがある
□目が鬱陶しく重いことがある
これらは白内障の時に感じやすい症状をリストにしてあります。
この中で一つでも当てはまるものがあれば白内障を考えて予防・対処していきましょう。
3個以上は白内障である可能性が高く、5個以上の場合は必ず病院に行きましょう。

チェック2
まず、腕を伸ばして両手で輪っかを作ります。
その輪っかから遠くにあるもの(なんでもよい)を見てください。
次に片目ずつつぶって見ているものが手で作った輪っかの中に
収まっているかを確認します。
これは「利き目」をチェックするもので、
利き目で見たときは両目で見た時とさほど変わりませんが、
そうでない方の目で見ると輪っかから外れて見えなくなります。
白内障の治療や予防を考えるうえであなたの利き目を調べておくことは大切です。
利き目の白内障が強くなると生活に不自由を感じやすくなってしまいます。
反対に、利き目でない方の白内障が強くなると、
白内障の進行に気づかないこともあります。
よりよい治療につなげるためにも、利き目がどちらかを知っておくことは大切なのです。

まとめ
初めのほうでも述べたように、
このセルフチェックは非常に簡易的なものです。
これだけで判断するのではなく、
他にも気になる点などがあれば積極的に眼科で診てもらいましょう。
自分で予防することと、正しい治療を受けることが、
いくつになっても見やすく快適な視界につながります。
