白内障の症状例 その4-症状の出方はさまざま?
「眼科で白内障の目薬を処方され、ずっと点眼薬をさし続けているのに
一向に症状が良くならない」
(73歳・男性)
白内障と診断され、目薬を処方されている方は多くいらっしゃいます。
ですが、これまでの白内障の目薬はあくまで振興予防の薬であって、
一旦白内障になってしまった目を改善する効果は全くありません。
点眼薬による治療には限界があり、
根本的に白内障を治すには手術以外に方法はない。と言われてきました。
ただ現在はこの常識を覆すような海外の目薬も出始めているようです。

症状例 その他
「アトピー性皮膚炎で、いつもかゆみに悩まされている。
目を強くこすると瞼から出血してしまうので、
顔を手のひらでたたいてかゆみを抑えていた。
ここ数か月の間に光がまぶしく感じ始めていたのだが、
ある日、右目が全く見えない事に気が付いた。
鏡をのぞいてみると、瞳の真ん中が真っ白になっていた」
(20歳・女性)

「長年リウマチを患っていて、いろいろな薬を試したが良くならず、
副腎皮質ステロイドホルモン薬を服用している。
最近、霧の中にいるような見え方になり、急に視力が落ちてきてしまった。
メガネを替えても改善しないし、ここ数か月の間にどんどん見えなくなり、
片方の目は、目の前の指の数さえわからなくなってしまった」
(60歳・女性)
副腎皮質ステロイドを服用している方、糖尿病、
そしてアトピー性皮膚炎の患者さんで起こることが多い「後嚢化白内障」です。
前回の記事でもお話ししましたがアトピー性皮膚炎の方の場合、
20歳前後の若い年齢でも白内障になることがあり、
しかも進行が早いので注意が必要です。

まとめ
通常、白内障はゆっくり進行する病気ですが、
なかには急激に進行するタイプのものもあります。
また、白内障は気づきにくいものや診断されにくいこともよくあります。
しっかり眼科で見てもらうか、白内障用の目薬でしっかりと
セルフケアをしてクリアな視界を楽しみましょう。
